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パンダアップデート・ブラックハットSEO・バックリンクなど、SEOには聞きなれない用語がたくさん出てきます。用語の意味と背景を関連付けて、基本的なSEOの概要を説明します。

SEOと検索アルゴリズム

検索サイトにキーワードを入力すると、Webページの一覧が表示されます。検索エンジンは、10億以上(2014年09月現在)ものWebサイトの中から、検索者の意図に則したページを瞬時に見つけます。
その際の検索エンジンの考え方を検索アルゴリズムと呼びます。

検索アルゴリズムだけで最適なWebサイトを見つけだす事が理想ですが、まだまだ不十分なため、各Webサイトはページの内容を正しく伝えるように検索アルゴリズムを手助けする必要があります。その施策をSEOと呼び、そのためSEOは効果的に機能します。

また、検索アルゴリズムは日々改良されているため、SEOもそれに対応してゆかなければなりません。

検索結果の影響は、一般的な想像よりもはるかに大きいです。 株価変動の原因と噂されることもありますし、検索上位の競争がし烈な国内ネット通販は約11兆円(2013年)もの巨大市場になっています。
また、地方の小規模店舗でも検索上位の恩恵を大きく受けるようになってきました。

検索結果によって経済的な利益が大きく左右されるため、SEOは重視されています。

SEOとは

SEOとは検索エンジン最適化(search engine optimization)の略です。一般的にはWebサイトが検索結果でより多く露出されるために行う一連の最適化施策を総称したものを意味し、狭義の意味では検索ランキングに上位表示させるためのテクニックそのものを示します。

検索アルゴリズムとは

検索アルゴリズムとは、 検索キーワードからそれに合うウェブページを見つけるため使われる、コンピュータのプロセスと数式のこと。例えば、Google などは、検索キーワードの答えとなるWebページを 200 を超えるシグナルからなるアルゴリズムで探す。

Googleの検索アルゴリズムのアップデート

Googleの検索アルゴリズム変更の中で代表的なものには、名前をつけその役割を開示しています。
それらを通して検索アルゴリズムの方向性を知ることができ、具体的に必要なSEOについて推し量ることが可能になります。

パンダアップデートとは

低品質なコンテンツが検索結果上位に表示されにくくするためのアップデートの呼称です。

ペンギンアップデートとは

Googleのガイドラインに違反して順位上昇させようとしているサイトの排除を目的としたアップデートの呼称です。
端的に言うと、不正な被リンク(バックリンク)対策を実施しているサイトのチェックを行うアルゴリズムです。

ハミングバードアップデートとは

従来の「辞書を引いている」ような検索方法ではなく、より自然に「人と会話する」ような検索を実現した、検索アルゴリズムアップデートの呼称です。

パイレーツアップデートとは

DMCA(デジタルミレニアム著作権法)に抵触し検索結果から削除されたケースが多いサイトの評価を下げる検索アルゴリズムアップデートの呼称です。

ベニスアップデートとは

ウェブ検索結果のローカライズ(検索利用者の現在地に基づいたパーソナライズ)を目的とした検索アルゴリズムアップデートの呼称です

ブラックハットSEOとホワイトハットSEO

本来SEOとは検索上位を狙うことではなく、サイトの内容を検索アルゴリズムが正しく評価できるよう伝えることです。

しかし実際には検索上位表示が大きな価値を持つため、検索アルゴリズムを欺いてでも検索上位を獲得しようとするサイトが現れます。

そのためGoogleなどの検索エンジンはそれらを排除するため、定期的にアルゴリズムの変更を行い、好ましいSEOと好ましくないSEOに区別します。

検索キーワードとそれに合うページを正確に繋げるための好ましいSEOと、検索アルゴリズムを欺いて上位表示させるための好ましくないSEOです。
そして、好ましいSEOはホワイトハットSEOと呼ばれ、好ましくないSEOはブラックハットSEOと呼ばれます。

ブラックハットSEOとは

検索エンジンのアルゴリズムの裏をかいた悪質な技術によって、Webサイトの検索順位を上げようとすること、またはその手法。
このような施策はスパム行為と判定され、ペナルティとして対象ページの検索順位を下落させられたり、最悪の場合はインデックス削除を受ける(検索結果に一切現れなくなる)こともあります。

ホワイトハットSEOとは

検索エンジンのガイドラインに沿って、Webサイトを最適化すること、またはその手法

被リンク(バックリンク)と発リンク

WebページとWebページはリンクで結ばれています。そしてリンクはその方向性によって分けられます。
自分のページから他のページへのリンクを発リンクといい、他のページから自分のページへのリンクを被リンク(バックリンク)といいます。

Googleの検索エンジンの最もコアとなる検索アルゴリズムは、学術論文の評価方法を基礎としています。
端的にいうと、「良い論文(サイト)は良い論文(サイト)にたくさん引用(リンク)される」という考え方です。

そのためリンクという要素はSEOにおいても非常に重要な意味をもっています。リンクはその方向性を分けて考える必要があります。

つまり、良いサイトからのバックリンクが多いほど評価が高くなります。

被リンク(バックリンク)とは

自分のページ(サイト)にむかってくるリンク

発リンクとは

自分のページ(サイト)から発せられるリンク

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